頑張ってます!新規就農者

伊達市

★伊達市 Hさん・Rさん

農業は無限の可能性を秘めている! ~農業が大好き! 今が幸せです!~

Hさん(45歳)・Rさん(46歳) 令和元年4月就農
(取材:令和5年7月11日 MY記 協力:伊達市地域担い手育成センター)

【地域の概要】

 伊達市は、「北の湘南」と呼ばれ、北海道の中でも雪が少なく温暖な気候です。この恵まれた気候条件を生かして、通年で野菜栽培を中心に水稲・畑作・果樹・花卉・畜産など多種多様にわたる農畜産物を生産することができます。

【就農までの道のり】

 余市町出身のHさんと札幌市出身のRさん夫妻は、ともに肥料・農薬・資材等の総合商社勤務でした。Hさんは営業職で農家を訪問する機会が多く、農業の楽しさと大変さを知ることになります。知れば知るほど農業に魅了されました。
 平成28年8月「北海道新規就農フェア」に参加し、伊達市ブースを訪問。夏は涼しく冬は温暖であること、冬期間もハウス栽培が可能であること、子供の教育・病院の充実に魅力を感じ、就農を決意しました。

【経営概要】

トマト、ブロッコリー、レタス、ほうれんそう、小松菜、たまねぎ等 0.5ha
ビニールハウス8棟(内、育苗ハウス1棟)、露地栽培:ブロッコリー等

【就農支援制度の活用】

・農業次世代人材投資資金(準備型・経営開始型)等
・青年等就農資金
・就農時に伊達市とJA伊達市の就農支援策を活用

【苦労したこと、目指す経営】

・研修2年目に入っても就農地が決まらず、不安であった。就農半年前に現在地に決定。
・就農にあたり、事業や資金対応となる大型の支出は良いが目に見えない細かい支出が多かった。
・指導農家で研修時は全て指示通り動いていたので従業員のような形であった。2年目はハウス2棟を自分達で管理。就農時、7棟でスタートしたが作業が追い付かず労力不足を痛感。効率を考え、妻と作業体系を見直した。
・今後、2~3年後を目途にJGAP認証取得。資金返済が終わる8年後には規模拡大を目指す。

【新規就農を目指す方に伝えたいこと】

・時間が自由に使える。農業が好きで楽しくてしようがない。今が幸せ。
 もっと他の人に伝えたい。
・自営業なので、仕事は夫に任せることが出来る。子供の世話を出来る(就農時、下の子が小学3年生)。よく眠れてごはんが美味しいことが幸せ。
・農業は自分がやりたいように出来るし、無限の可能性を秘めている。身体が大変なこともあるがそれ以上に喜びがあり、工夫すれば利益につながる。
・身体が資本。基礎体力と自己資金・貯蓄が必要。