トウィ・ダウンズ・ナーサリー社(2006年6月10日~8月20日) (1) 経営状況
| 1990年 | 
ナーサリー(観葉植物、家庭用樹木、街路樹)を始める。 | 
 
| 1998年 | 
野菜導入 | 
 
| 2005年 | 
面積47エーカー(19ha) | 
 
| 2006年 | 
32.5エーカー(13.1ha)に減少 | 
 
 
品目としてナーサリー・ズッキーニ・ナス ナーサリーの詳細として約2000種類の苗を扱っている。 
雇用は季節により異なるが、収穫時期の11月は13~20人、現在は6人。
  
| Tim | 
農場主。実家は酪農だったが、自分には合わないことから学業終了後自分自身で育て始めた。とにかく体が大きい。 | 
 
| Yuan | 
Timの奥さん。タイ人でお兄さんが最初にTimの下で働いていたのをキッカケに知り合い結婚した。よく働く人。 | 
 
| Nee | 
Yuanと同じタイ人。朝から夜遅くまで働き、6年前くらいからTimの下で働く。料理の上手なおばさん。 | 
 
| Lee | 
韓国人。オーストラリアの資金稼ぎとして2月からここで働いている。釣り好きな人。 | 
 
| Anna | 
大学を目指す18歳。元気でかなりしっかりしている。ここの農場ではもう不可欠な存在。 | 
 
| Wayne | 
メカニックマン+トラック運転手。とってもファニーなおじさん。 | 
 
 
 (2) 一日の流れ
| 7:00 | 
起床・朝食(自炊) | 
 
| 8:00 | 
仕事開始 | 
 
| 10:00~15 | 
休憩 | 
 
| 12:00~30 | 
昼食(自炊) | 
 
| 15:00~15 | 
休憩 | 
 
| 18:00 | 
終了(個人個人終わる時間は異なる) | 
 
| 19:00 | 
夕食(自炊) | 
 
| 21:00 | 
就寝 | 
 
 
金曜はだいたい17:00には終了。 日曜はOFF 毎週水曜はオーダーの日。 
(3) 仕事の内容 
| ポッティング: | 
鉢上げ | 
 
| ウィーディング: | 
除草 | 
 
| オーダー: | 
基本的に水曜日。注文の来た商品を集め、きれいにしてからラベルを貼り、まとめておく。それらはオークランドまで持っていく。 | 
 
| 積み込み: | 
オーダーの品をパレットなどに置き、トラックに積み込む。 | 
 
| マルチはがし、マルチング、トンネル作りなど。 | 
 
 
(4) 実習を通して  NZで冬(8月)に植え付けるズッキーニはハウスである程度大きくしてから定植する。(移植)夏(1月)は暖かいためそのまま圃場に播種する。(直播)  ここの農場は発足してからまだ16年とまだ若い農場である。ナーサリーを始めた理由としていつも仕事がおもしろい。とTimは話していた。まるで少年のような考えを持つ人だと考える。  また私は会社にするここの農場に対して疑問を持った。それを尋ねると税金が安くすみ、野菜に関しては雇用が簡単に手に入る。収入をしっかり奥さんと分割できるなどの理由であった。私はしっかり分割することでお金のトラブルを防げると考える。しかし、ナーサリーの場合、利点ばかりではなかった。スタッフを手に入れるのが困難、コストがかかる。そして価格が同じという欠点もあった。 
 それでもTimは農業は楽しくて、自由だと言っている。ここは経営以外に他の農家さんからオーダーの搬送とマルチングを引き受け、副収入としている。 
 最後にTimは今後ナーサリーをさらに広げたい。海外で働きたい。と考える。それを聞いて私は改めて少年のようだと感じた。でもこういう好奇心は大切だと考える。また一緒に作業をしたAnnaのおかげで語学力もついたと考える。  |