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海外派遣事業 ニュージーランド酪農研修を終えて

<ニュージーランド酪農研修を終えて>

07.02.23 酪農 男性

 約一年の研修を終え、まず思うことは「あー、楽しかった」と、その一言です。
行く前は「30を過ぎて海外まで行って、果たして何が得られるのだろうか」という若干の不安と、「必ず何かを得てこよう。それは十分可能なはずだ」という決意の混ざった複雑な気持ちを持っていましたが、ニュージーランドでの生活が始まるとすぐにその不安も決意も、毎日をどれだけ楽しく過ごせるだろうか、という気持ちにかわっていきました。
 
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 向こうで一番印象に残ったのは、表情の違いです。
 牛は元気にたくましく、草を食み、人間は楽しそうにニコニコと仕事をしています。それに誘われるように、私も毎日本当に素晴らしい時間を過ごす事が出来て、気が付けばアッという間に一年が終わっていました。
 最終生産物である牛乳を出荷し、経済を成り立たせるという目的は同じなのに、それに至る過程がどうしてこんなに違うのか? 人生に対するスタンスの違いだろうなというのが実感です。 国全体として経済が最優先ではないので、自然と仕事に対する取り組み方も変わってきます。
 ニュージーランドの人たちにとって一番大事なのは家族と過ごす時間、二番目が友人と過ごす時間、三番目が仕事です。自分たちの大切な時間を有意義に過ごす、それを支えるために仕事があるのであれば、仕事の時間を楽しく過ごそうよ。という気持ちが伝わってきました。
 
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 そして、その楽しさはどこから来るのかと考えてみると、土に対する気持ちの違いなのではないだろうかと思えます。すべてのものは土から生まれ、土の上で生き、土へ還っていく。その当たり前の事が行われているのが、楽しさにつながっていると思います。 牛も人間も草地を歩き、その結果生産される牛乳で人間は生活させてもらっている。
 日本では、せまい土地での多頭数飼養を可能にするため、大きな牛舎が作られ、作業効率を上げるため、いたるところがコンクリートやアスファルトで舗装され、一時的に生産性は上がるかもしれないが、結果、牛も人間も土の上を歩かない酪農が当たり前になっているように思えます。
 
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 大地が豊かで、牛が元気であれば、少し補助をするだけで、人間も富を分けてもらう事が出来る。そんな当たり前の事が当たり前に回っている事が、ニュージーランド酪農が世界最強であり、酪農家が豊かな生活を送っている理由だと思います。

今後の予定

 一年でたくさんの人たちに親切にしてもらい、たくさんの元気をもらって帰ってきました。「酪農ってこんなに楽しいんだよ!」と言える牛飼いになれればと思います。
 
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