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頑張ってます!新規就農者 New farmer

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伊達市 Oさん

温暖な気候を活かし、葉物野菜の周年栽培で小規模安定経営を確立~温暖な気候に魅了され、伊達市周辺に移住し情報収集。関係者の協力で就農地を見つけ、就農の夢を実現。~

[Oさん(46歳) 平成23年5月就農 伊達市]
(取材:令和元年10月24日SH記 協力:伊達市地域担い手育成センター)

地域の概要
 伊達市は、北海道の南⻄部に位置し、南⻄は噴⽕湾、北東は有珠⼭・昭和新⼭に面しており、観光地である登別市・洞爺湖町と接しています。北海道の中でも雪が少なく温暖な気候を有しており「北の湘南」と呼ばれる人口おおよそ35,000人の街です。
 伊達市は、明治3年に仙台藩⼀門の亘理藩⼠により開拓されて以降、いち早く⻄洋式農法を取り⼊れるなど農業とともに発展し、約150年の歴史を有しています。
 現在では、恵まれた気候条件を⽣かし、1年を通した野菜栽培を中⼼に、⽔稲・畑作・果樹・花卉・畜産など多種多様な農畜産物を⽣産しています。
 また、最近では道内外から本市に移住し農業を始められる方もおり、本市での研修を経て農業担い手として活躍しています。本市では新規就農希望者への支援体制を強化し、さらなる新規就農者受⼊を推進しております。
 伊達市は、廃校した小学校跡に伊達市就農支援研修センターを平成24年に整備し、新規参入者の受け入れを強化。イチゴ、ホウレンソウ、トマト等の施設野菜を中心に新規就農希望者の受け入れを推進しています。
動機から就農まで
 北海道出身のOさんは、札幌の会社に勤めていた時に仕事の関係で伊達市を訪れる機会があり、伊達市の気候の良さに惹かれ移住を考えていた。しかし、仕事を何にするかいろいろ思案したのがきっかけで、伊達市が農業の盛んな地域だと知り、家族との時間を大事にできる農業という職業が魅力的と思うようになった。奥さんの理解もあり、伊達市での就農を決意。研修先が決まるまでの8か月間隣町の温泉ホテルに勤務した。平成22年から1年間農業研修、なかなか就農地が決まらず精神的に苦労したが、研修先の農家やJA伊達市の尽力により、平成23年現在地に就農した。新規就農の各種補助金等を関係機関の協力で活用できた点も大きかったようです。
経営規模
経営面積:45a(所有地)
栽培作目:チンゲンサイ(3/中~11/下:7回転)、わさび菜(12月~2月) 
     小松菜、水菜等
農業機械・施設:トラクター1台、ビニールハウス7棟      
労働力: 本人、妻 
販売先: JA65%、スーパー等10%、直売所20%、その他5%
就農支援制度の活用
・就農時に伊達市とJA伊達市の就農支援策を活用。
・青年等就農資金、経営体育成強化資金、農業次世代人材投資資金
 (経営開始型)等
後輩へのアドバイス
 資金、人脈、栽培技術もない、全てゼロから始める新規就農者の一番の利点は「就農地を自分で選べること」だと思います。
 先祖代々の土地を持っている既存の農家は、条件の悪い土地でもそこで営農しなければいけない場合が多いと思います。土地はできるだけ妥協しないで選んでください。
今後の経営の方向性
 将来的には規模拡大したいという思いはありますが、農地の制約があり、夫婦二人では現状の規模が労力的に限界なので、経営規模、収益は現状維持を目指します。
雑感
 Oさんは、会社員時代に伊達市の温暖気候が気に入り、就農地として近隣町村に転職して就農準備を計画的に行った点が良かったと感じました。
 ご夫婦で管理できる上限の栽培面積で、栽培ハウスの高度利用により、45aの小規模経営で安定経営を確立。道内では珍しい葉物野菜の周年栽培を実現。小規模経営で安定経営を目指す新規就農希望者には、非常に参考になる事例と感じた。
写真
Oさんの栽培ハウス
チンゲンサイの収穫作業
伊達市就農支援研修センター

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