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せたな町 Hさん

檜山管内せたな町において、酪農で就農後7年目となるHさんを訪問しました。

[Hさん(44歳)、平成22年4月就農、せたな町]
(取材:平成28年10月N記、協力:せたな町)

<地域の概要>
 せたな町は北海道の南西部、日本海に面した檜山振興局管内の北部に位置し、北部と南部に広がる山地の中間を清流日本一にもなった「後志利別(しりべしとしべつ)川」が流れ、北部には道南の最高峰狩場山など千メートル級の山々が連なっている。
 耕地面積は5,970ha(田が43%、畑が57%)、販売農家戸数は361戸。豊かな自然の中で、後志利別川などの清流を活かした稲作を中心に、馬鈴薯・大豆・そば・アスパラガス・玉ねぎ等の畑でとれるものや、乳牛・肉牛・養豚・めん羊など多様な農業が行われている。
 農薬や化学肥料を一切使わない有機農業、使う量をできるだけ減らしたクリーン農業にも積極的に取り組んでいる。平成17年9月に、北檜山北部3町(北檜山町・瀬棚町・大成町)が合併し「せたな町」になった。
<動機から就農まで>
 Hさんは大学生の時に道内をツーリングで回った際に、牛が放牧され草を食んでいる姿や馬が草地を走っている姿を見て農業にあこがれた。大学で生物科学を専攻し、就職活動をしているうちに、自分に合わないと感じ、体を動かす仕事が良いと思った。卒業後、農家実習を経験するうちに自分で牧場経営をやってみたいと思うようになった。
<経営概要>
・経営面積 43.6ha
・乳牛飼養頭数 63頭(うち経産牛38頭)
・農 地 採草地 29.8ha、放牧地 4.2ha(兼用地含む)
・労働力 経営主1.0、雇用2.0、実習生0.5人、妻0.5
・生産量 出荷乳量 295t
<就農支援制度の活用>
就農支援資金(研修資金、準備資金、施設等資金)
新規就農対策資金
農地保有合理化事業
青年就農給付金(経営開始型)
せたな町の単独支援事業(担い手奨励金、賃貸料、固定資産税免除)
<経営の特徴>
・放牧+ロールパックサイレージと低コストな粗飼料生産体系。経産牛1頭当たり乳量は約7,800kgで生乳295t出荷。
・簡易草地更新により、放牧地はペレニアルライグラス、採草地はチモシー、オーチャードグラスを追播し、植生維持に努めている。
・雇用を取り入れ、過重労働にならないよう分娩看視装置(体温センサー)、自動離脱装置など省力システム機器を導入。
・安全安心な生乳生産を目指すため、農場HACCP(平成28年8月認証)を導入するなど先進的な経営を行っている。

<経営の目標>
・安心、安全で高品質な生乳生産
・乳製品の加工販売
・農場HACCPの継続、更新
・より良いシステムの構築
<就農前に修得すべきこと>
家畜の飼養管理、粗飼料の栽培・収穫技術
そして、現場に入って仕事を覚える。
<後輩へのアドバイス>
 自分1人の力ではできないことを知ること、家族の力が必要。放牧やってのんびりやりたいとか、餌づくりはすぐできると言うが簡単に考えないこと。家族のご飯作りもある。

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