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長万部町 Kさん

渡島管内長万部町に、酪農で就農後7年目となるKさんを訪問しました。

[Kさん(48歳)、平成15年4月就農、長万部町]
(取材:平成28年10月N記、協力:長万部町)

地域の概要
◆位置、自然、気候
・長万部町は、渡島半島内浦湾の最奥部に位置し、大部分が丘陵部と山地ですが、平地は湾に沿って南北に伸び、北海道内では、比較的雪の少ない温暖な気候です。古くから道南と道央を結ぶ交通の要衝として重要な地となっておりJR函館本線・室蘭本線の分岐始発駅となっています。
◆人口、産業
・人口 5,660人
(平成28年11月30日現在)
・産業 長万部町の農業の主なものは酪農と畜産(肉用牛)で、酪農は23戸で平成27年度の生産量は10,375トン、生産額は9億2,408万円、畜産は13戸で販売頭数は273頭、販売額は1億7,628万円となっております。漁業はホタテ貝養殖漁業が中心で、平成27年度の生産量は、17,168トン、生産額では56億6,771万円となっております。
◆町の魅力
・北海道を代表する駅弁「かにめし」の町として全国的にも知名度がある長万部町は、函館と札幌の中間にあり、多くの休憩スポットがある憩いの町です。
・長万部町の中心地には温泉が湧き出て「温泉街」があり、温泉旅館は8件ですべて家族的で、温かいもてなしをモットーに営業しており日帰り入浴も可能です。
・また、郊外には『二股らぢうむ温泉』もあり、温泉湯華で形成された巨大なドームは「北海道の天然記念物」に指定され、世界中でも珍しく、アメリカのイエローストーン国立公園とここの二ヶ所のみと云われております。
動機から就農まで
*Kさんはサラーリマンは転勤があり単身赴任が嫌だった。田舎暮らしにあこがれる奥さん(都会生まれで都会育ち)と、たくさんの動物に囲まれた生活をしたいという子供の頃の夢の実現が重なって、家族で仕事をしたくて「北海道で牛飼い」を選んだ。
*長万部町の酪農ヘルパーを3年やり、その後、離農予定農家で2年間経営継承研修を行い、経営を引き継ぐ形で新規就農を実現した。

経営概要
*経営面積 牧草地44ha
*施設・機械 成牛舎1棟(40頭繋ぎ)、育成舎1棟、トラクター(3台)他牧草収穫作業機械一式(ロールパックサイレージ体系)
*労働力 2.0
*生産量 出荷乳量300t
就農支援制度の活用
自己資金
就農支援資金
公社営農場リース事業
スーパーL資金
長万部町就農資金
経営の特徴と目標
*北海道への移住のための職業として酪農を選んだ。牛飼いばかりでなく、山羊や烏骨鶏を飼うなど好きな動物を飼い、自然豊かな環境で家族との生活を大事にした経営。
*出荷乳量360tが目標。リース料の支払いがあと6年あるが、人を雇用する経営形態も考えている。
就農前に修得すべきこと
*大型特殊、牽引等の免許取得。資格を取らないまでも、人工授精、削蹄のやり方を学ぶこと。
*いろいろな農家をまわり経営のやり方や考え方を聞く。観察力と知見・知識をドッキングさせていいとこ取りをする。
*機械作業や機械の扱いをマスターする。
就農後
*就農後は地元の農業改良普及センターのT普及指導員から、土壌診断から施肥、乳牛への飼料給与など濃密な技術指導を受けたことが役に立った。
後輩へのアドバイス
*自己資金を貯めること。働かなくても食べていけるよう1,2年分の生活費は貯めておく。
*奥さんがやる気があるか、覚悟があるか。
*疑問なことは「なぜ?」と聞くこと。一を聞いて十を知れ!
*農協青年部、ホルスタイン改良同志会などへの加入、乳牛共進会への参加、趣味の釣りなどで仲間づくりをすること
*経営継承研修中は従業員に徹し移譲農家のやり方を尊重する。

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