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別海町 Nさん

長年の畜産経験が実を結び、
酪農で新規就農を果たした別海町のNさんを紹介します

[Nさん(38才)、平成27年4月就農、別海町]
(取材:平成29年12月OK記、協力:JA道東あさひ)

地域の概要
 別海町は、北海道の東端に位置し、東は野付水道を挟んで北方領土を望みます。
 面積は「町」としては日本で3番目に広く、原野を切り開いて造られた起伏のゆるやかな草原がどこまでも続き、この恵まれた自給飼料基盤を背景に、生乳47万tを生産する日本で最たる酪農専業地帯となっています。
 酪農のほかに漁業も盛んで、サケ、ホタテ、北海シマエビが特産品となっています。また、中標津空港が車で30分の距離にあり、東京(羽田)と札幌(新千歳)への定期便が運航されているので、国内のどこでも容易にアクセスできます。
 新規就農には、酪農家と関係機関が連携して支援に取り組んでおり、実践的な研修を行う(有)別海町酪農研修牧場を平成10年に開設し、平成28年までに72戸(143人)が新規就農の夢をかなえています。
動機から就農まで
 Nさんは三重県の出身で、新規就農に至るまで肉牛を3年、養鶏を2年、酪農を5年経験しています。
 H17年、Nさんが26才の時バイク旅行がきっかけで、美瑛町の肉牛法人で1年間、牛の世話をしたことが始まりでした。
 H18年、美瑛町の肉牛法人で1年契約のアルバイトが終了し、実家のある三重県に戻り、県内の養鶏場で2年間従業員として働きました。この養鶏場の経営者は酪農の知識があり、放牧酪農の魅力を教えて貰ったことがどこか心に残っていました。
 H20年、また北海道で畜産関係の仕事したくなった為、再び美瑛町の肉牛法人で2年間従業員としてお世話になり、このとき同じ肉牛法人で働いていた旭川市出身の奥さんと出会い、H26年3月に結婚。
 H22年、養鶏場の経営者に教えられた放牧酪農の話が忘れられず、同じ美瑛町内の酪農法人で2年間従業員として勤務。この頃から自分で酪農を経営したいと思い始め、北海道農業公社に相談したりして入植地を模索していました。また、H24年3月で美瑛町の酪農法人を退職し、道北から道東にかけて一人旅をしながら各地のロケーションや酪農環境を見て回り、別海町を入植地と定めました。
 H24年5月、別海研修牧場がいっぱいだった為、研修牧場の場長に紹介された事がきっかけで標津町の酪農法人で就職。
 H26年4月、結婚の翌月から新規就農を目指して、奥さんと共に別海町酪農研修牧場で1年間の研修を受け、H27年4月に別海町中西別に新規就農しました。中西別の方々は皆さん優しく見守ってくれ、この地に就農して本当に良かったと実感しています。
経営規模
・労働力は、本人と妻の2人
・飼養頭数は、経産牛54頭、育成牛20頭
・経営面積は、80ha(採草地60ha、放牧地20ha)
・施設は、搾乳牛舎、乾乳牛舎、育成牛舎、堆肥舎
・機械は、トラクター2台(140ps、100ps )、ロールベー
 ラとラッピングマシ-ンの複合機など
経営の特徴
・経産牛54頭に対して牧草地が80haと広く、草地に余裕がある。
・この利点を活かし、牧草収量より栄養価を重視し、収穫時期を早めて
 いる。
・この結果として、濃厚飼料の給与量を低く抑え乳飼比(生乳販売収入
 に対する購入飼料費の割合)を下げている。
経営目標
・規模拡大しないで中身を充実させたい。
・もっと時間にゆとりを持ちたい。
・効果的な放牧方法を確立したい。
就農支援制度の活用
・青年等就農資金
・公社営リース事業
後輩へのアドバイス
・地域の方々との付き合いを大切にし、地域に溶け込むこと。
(私たちの場合は、麻雀クラブ、お祭り、地区会、女性会など)
・施設の特徴など予め譲って頂く農家さんに聴いておくこと。
(糞尿処理がバーンクリーナーでなく流下式だったので、コツを教えて
 貰えて助かった)
・色々な農家さんの話を聴くこと。
(例えば、カウトレーナーの付け方などアイデアや工夫は聴いているだ
 けで楽しくなる)
・自己資金を確保しておくこと。
(生乳出荷が軌道に乗るまでの生活費、工具類や材木など資金対応でき
 ない出費がある)

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