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北広島市 Tさん

北広島市で農福連携(野菜栽培)に取り組む合同会社T農園を開設したTさん夫妻をご紹介します。

[Tさん(37歳)夫妻、平成26年4月就農、北広島市]
(取材:平成29年9月6日SH記、協力:(公財)道央農業振興公社)

地域の概要
 北広島市は、札幌市と新千歳空港の間に広がるなだらかな丘陵地帯にあり、緑の環境、整備された交通網など自然と都市機能が調和した町で、札幌市のベットタウンとして発展し、人口は約59,000人。
 明治17年に広島県人25戸103人の開拓者が集団移住してから130年が経過。明治期に北海道で初めて米作り(赤毛種)を成功させた先駆者中山久蔵は、北海道稲作の父と称される。また、クラーク博士が「ボーイズ・ビー・アンビシャス」の名言を残したゆかりの地。そのフロンティア精神を受け継いだ人達が農業者として営農している。札幌近郊の地の利を活かした野菜を中心に畑作、酪農、水稲等多様な営農形態で農業が営まれている。
動機から就農まで
 Tさんは、北海道出身で大学卒業後民間会社に就職。インドの現地法人で働き、人々の活気を目の当たりにして、人口減少で寂れていく北海道に戻ることを決意。農業と福祉の融合を模索し、知的障害者福祉施設に転職。その後恵庭市内の農業法人で研修を開始。近隣の就労継続支援事業所と出会い、新規就農段階から農業と福祉が融合した農場を目指し、合同会社T農園を開園。奥さんは大学で福祉について学んだ後、社会福祉法人に勤務した経験があり、Tさんと共に農園を切り盛りしている。
経営概要
経営面積 2.4ha、ビニールハウス3棟
     トラクター2台( 17 PS、52 PS)
栽培野菜 トマト(調理用)、ピーマン、なす、長ネギ、
     葉物野菜(サニーレタス等)など15種類の野菜を栽培
 就労継続支援事業所と業務委託契約を結び、農福連携を実践。「適材適所」を基本に多様な人達がそれぞれに合った働き方ができるように、仕事を細分化する等作業内容を工夫している。
 障害者が年間を通して働けるよう、冬期間の農作業にもチャレンジしている。
 農福連携をスムーズに行うには、仕事を細分化し障害者の適材適所を見つけることがポイントで、多少のことには目をつぶる寛容さが必要。就労継続支援事業所のスタッフが送迎、作業に同行しているので安心して農作業を進められる。
就農支援制度の活用
 農業と福祉を融合する農業経営を事業テーマに中小企業庁の「地域需要創造型等企業・創業促進事業」と青年就農給付金を活用。
経営の目標(T農園会社方針)
1.おいしい野菜作り
   北広島市のきれいな水、自然環境を活かした野菜栽培を目指し、
  化学肥料・農薬を半分以下に抑えた栽培方法に挑戦する。
  2015年エコファーマーに認定された。
2.適材適所
   「適材適所」を念頭に、多様な人達がそれぞれに合った働き方が
  出来る、環境づくり、仕組みづくりを地域の就労継続支援事業所と
  連携し、農業と福祉の融合を目指す。
3.農業に興味がある人を応援
   農業に興味がある人や新しく農業を始めたいと考えている人の相
  談に対応し、農業体験や新規就農をお手伝いする。
就農前に習得した方が良いと思うこと
 農業を始める前は、今の仕事をしっかりやって下さい。経理、IT、営業、製造など全ての仕事は農業に役立ちます。
後輩へのアドバイス
 ちゃんとした目標を持って就農を目指して下さい。目的意識がしっかりしていれば困難があってもなんとか乗り越えられます。 
 そして、地域に溶け込み、関係機関とも良好な関係を築くことができれば、まわりの人達が就農を助けてくれます。


 農業及び農福連携に興味がある方は是非ご相談下さい。
 http://takenouen.ohitashi.com/

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