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小平町 Uさん

留萌管内小平町において、野菜経営で新規参入されたUさんを訪問しました。

[Uさん(38才)、平成19年4月野菜で就農、小平町]
(取材:平成27年10月TY記、協力:小平町)

地域の概要
*小平町は、北海道のほぼ北西に位置し留萌振興局管内南部に位置している。北は苫前町、南は留萌市に接し、西は日本海に面しており、他の三方は山に囲まれた青い海と緑にあふれ自然に恵まれた町である。人口は3,403人(平成26年11月現在)、面積は627.29k㎡で、面積としては留萌振興局の中で一番広い土地である。
*町の産業としては、農業と建設業の割合が高く、漁業にも多くの人々が従事している。
*農家戸数は138戸(平成25年現在)、経営耕地面積は2250ha(平成25年)。1戸当たりの平均経営面積は13ha、稲作が中心で米がメインである。転作では大豆、メロン、かぼちゃ、とうもろこし、ミニトマト、ピーマン、立茎アスパラなどが栽培されている。
動機から就農まで
*Uさんは、道南の江差町で生まれ、その後は水産関係の会社に勤めていた父の転勤で、釧路や根室などの海沿いの町で育ち、道内の大学を卒業後、水産関係の会社に就職した。
*転機は勤めて4~5年後、営業職で忙しい中、子どもの頃からの農村に対する憧れや物づくりの仕事がしたいという思いが募り、農業試験場に勤めていた叔父に就農の相談をしたところ、先ずは北海道農業担い手育成センターに相談して研修先を決めたらいいとアドバイスを受けた。
*研修は平成16年4月から道立花・野菜技術センターで1年間受け、平成17年からは小平町特産作物栽培試験圃場で2年間の研修を積んだ。
*当時は独身だったので、独身者を新規就農者として受け入れてくれる地域がなかなか見つからず大変であったが、研修生として経験を積み重ねていた。平成18年には同地区を担当していた女性の農業改良普及員さんと出逢い結婚。妻も1年間の研修を経て、小平町に翌平成19年4月に野菜で新規就農した。
経営規模と経営目標
*家族構成は5人で、本人(38才)、妻(32才)、長女7才(小学2年)、長男4才、次女2才。
*現在は、妻が当面は育児に専念するため1人で経営し、所得が上げられる作物を選ぶこと。これらを勘案してミニトマトを経営の柱にしている。JAではミニトマトを共同選果しているので、自分は栽培管理と収穫作業に専念でき、規模拡大もしやすい形にしている。
*経営面積は0.84haでハウス8棟(3900㎡)。ミニトマトをハウス5棟(2500㎡)、今年(平成26年)から中玉トマトもハウス3棟(1400㎡)で栽培。
*販売方法は、ミニトマトはJAに出荷。中玉トマトは地区内の5戸(うち3戸は新規参入者)が栽培し、JAの他仲買人を通して販売している。
*労働力は、収穫時のみパートを1人雇用している。
*ハウス8棟は、中古品で調達し自己資金で賄った。
*今後の経営目標は、妻が農業経営に参画するタイミングで、トマト1本でいくのか新しい作目を導入するのかを含めて、所得の向上が図れる経営が目標である。
就農支援資金の利用
*就農支援資金(就農研修資金・就農準備資金)
*小平町新規就農者招致特別措置事業(営農助成等)
新規就農で感じたこと
*地区は、農家戸数12戸でうち3戸が新規就農者である。近所には新規就農の先輩も住んでおり安心感があった。地区内の子どもは14人中8人が新規就農者の子どもたちで、活気があり色々な場面を通して交流があり、いい人間関係や仲間に恵まれ、新たな取り組みに繋がっている。
*今年から始めた中玉トマトの栽培は、地区内の5戸(うち3戸は新規就農者)で取り組み、新たな販売方法にもチャレンジし自信となっている。
*当面は現状の規模を維持しながら、夫婦で始める時の経営についての検討を進め、ライフサイクルに見合った農業経営の実現を考えている。
後輩へのアドバイスとして
*就農してから何を作るのかをしっかり考えてから始めて下さい。

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