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新篠津村 Nさん

石狩管内新篠津村において、法人構成員から経営継承で独立されたNさんを訪問しました。

[Nさん(49歳)、平成15年4月法人構成員から経営継承で独立、新篠津村]
(取材:平成25年6月TT記、協力:新篠津村)

地域の概要
*新篠津村は、石狩振興局管内北東部に位置し、同管内では唯一の村である。東は石狩川を隔て北村、西は当別町、南は江別市、北は月形町に接し、札幌市からは35km余りに位置しています。人口は3,459人(H24.9.30現在)、総面積78.24k㎡の内、約65%を農用地が占め、農業は稲作を中心に小麦、豆類などの畑作物と野菜・花卉を取り入れた複合経営が主体です。
*新篠津村は水田本地面積が4,778ha、耕作者戸数は277戸(H24現在)となっています。1戸あたりの経営面積は17.1haで米の主産地としては道内でも有数の経営規模を誇り、道央圏における食料供給基地として重要な役割を担っています。
動機から就農まで
*Nさんは、札幌市出身で高校の時から自然や農業に興味を持っていたが、小樽商大に進学した。当時、就職は流れの中で経理部門を担当する部門に就くが、特に違和感は無かった。
*転機は、農業はモノづくりと意識するようになり、5年後に脱サラし北海道へUターンした。32才の時ナチュラリスト河村通夫に師事し、スタッフとして農業に携わる。
その後、37才で新規就農を決意し農業会議で従業員募集、将来は経営も譲るとあったS農産を知り就農研修に入ることになった。
*研修は平成14年4月からスタートした。師匠は、地域では有名な篤農家で人の倍働くのは当たり前で、厳しく指導を受け止めれ、と言われたことは何度もあった。続けたのは覚悟して入った以上、ここで辞めたら後がないとの思いから歯を食いしばって頑張ったことが就農に繋がった。
経営規模と経営の目標
*出資金は、平成15年の法人構成員としての就農時に300万を出資した。平成20年4月には法人の代表に就任し経営権継承時には、残りの出資金653万円を全額Nさんと妻が保有し現在に至る。
*土地は当初S農産が50%所有し、その後の経営権継承時には100%所有。
*経営規模は、耕作面積18ha(玉葱18ha、玉葱育苗ハウスの後利用のスィートコーン含む)。玉葱は有機栽培、特別栽培により生産し、販売先の80%はスーパー等の直接契約でそれ以外は地元JAに出荷している。
*社員は5名、パートアルバイトを10名雇用している。
*売上額(平成24年)は18,000万円、所得は1,546万円(所得7,037千円、補助金8,426千円含む)
*平成25年6月1日には、S農産の前代表から所有権と経営権を全権引継ぎ、新社名”新篠津つちから農場株式会社”の代表取締役と”新篠津つちから販売株式会社”の取締役に就任し、妻との役割と生産部門と販売部門を明確にしスタートした。現在、中村氏は北海道有機農業協同組合の理事を務めている。
*経営の目標は、会社引継ぎ時の借入金を早期に返済して規模拡大を図る。
就農支援制度等の活用
*自己資金
*就農支援資金(研修資金)
*道担い手育成センター支援事業の家賃助成
*制度資金はスーパーL資金
新規就農で感じたこと
*Nさんは、平成15年4月に佐藤農産の法人の構成員として就農し、5年後の平成20年4月にはS農産の前代表から所有権と経営権を全権引き継ぎ法人の代表に就任し、平成25年6月1日付で新会社をスタートさせた。
*経営権の継承には資産とのれん継承に多額の資金がかかったが、この間に生産技術と売上を3倍に伸ばしたことが大きな自信となった。
*自分がいろんな人のお蔭で今がある思いと、少しでもお返しし本物の農業者を育てたいと思っている。
後輩へのアドバイスとして
*やる気があればお金の問題はどうにかなるが、独りよがりはダメ。周りの人との協調は必須条件。
*有機農業や農的暮らしなどのあこがれから農業を始めようとしている人は、"頭"から入ろうとする人が多く脱落していく人もいる。現実は厳しいものであることの自覚を持ってほしい。

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